映画の爆発シーンってなんでタイミングよくジャンプするんですか?
例えば、カーチェイスをしていてぶつかって車を壊したときにガソリンが漏れて爆発しますが、なぜ爆発のタイミングまで完璧にわかるんですか?それに爆発の瞬間がはじめから分かっていたかのように同時にジャンプしますよね。アレもありえないです。
それにジャンプしたって回避速度が変わるわけではありません、むしろジャンプより続けてそのまま走ったほうが早く回避できます。
単に「大爆発する炎を背景にオーバーアクションでカッコイイポーズを決めている」というシーンを演出したいだけです。
昔の「仮面ライダー」は火薬を大量に仕掛けてCGなしの爆発シーンをよくやっていましたが、このへんはきちんと火薬量やタイミングを仕掛けられる職人さんがいて、スタントマンとの呼吸が合っていました。
ちなみにそのスタントマンの話によれば、そういった爆発は距離よりも高さのほうが問題で、立ったまま離れるより、近くで地面に伏せていたほうが安全だそうです(もちろん火炎や爆音には気をつけないといけないですが)。だから地面に頭から突っ込むようにジャンプするならともかく、高く跳び上がるのは最悪ですね。
ちなみに「群狼大戦」という香港映画では、ラストに爆発する建物の窓から主人公たちが飛び降りて脱出する、というシーンが予定されていましたが、爆発のほうが早く、全員火だるまになって落ちていくシーンで終わっています(俳優たちは長期入院を余儀なくされました)。
アクションに合わせて爆破してるんだよ。
やり方は色々あるけど、メジャーなとこでは電波による遠隔操作かな?
爆発はスタッフの人がタイミングを合わせ、充分なリハーサルをし、撮影されているようです。「燃えよスタントマン」などの本を読むと、撮影現場の事が詳しく書いてありました。
ジャンプする訳は、爆炎をバックに飛ぶと、かっこいいからです。
あれは、巧みなる発破職人の完璧なる職人芸です。
役者が爆破に合わせるのではなく、役者に爆破を合わせているのです。
例えば、お金を掛けた映画だけでなくウルトラマンや仮面ライダーの様な特撮番組の爆破もそうです。
ウルトラマンが走る度に足元に土砂が舞い上がるとかは、走るタイミングに合わせ爆破を行なっていて、少しでもタイミングがズレると格好良く決まりません。これは、もう職人の長年の経験と技術ですね。
最近は、簡単で安全なCGが増えているみたいですがね。
映画の世界の住人を、我々観客と同じ世界の人々と思ってはいけません。
彼らには、そのタイミングがわかり、かつ、あの世界では、
ジャンプしたほうが、回避速度が向上する物理法則があるかもしれないからです。
我々は、現実の世界から、スクリーンと言うゲートを通して異世界を見ているのですから。
逆です。アクションに合わせて爆発を制御してるのです。
フィルムまで分解して観ると判りますが、ほんの少し爆発が遅い場合があります。
最近はCGで修正できるので、その辺の同期を合わせたりしてるのもありますが
基本的にはアクションに合わせて、現場の人間が手動で制御してると考えて
良いと思います。
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