戦隊シリーズでの変身前のアクションシーンは、スタントマンではなく、役者さん本人が行っているのですか?
(ガオレンジャーでは、あまりのハードさに玉山鉄二が「スタッフに殺される前に殺す」ともらしていたそうですし、ほかの出演者も衣裳がボロボロになったり、泣いてしまったりしたそうなので)
場合によります。
爆発で吹っ飛ぶシーン、階段を転がり落ちるシーン等は「吹き替え」のアクションマンが演じています。
ポイントは腕等で「顔」が解らない様にしているシーンで、その癖が付き、エキストラやゲスト役者扱いでの「顔を隠さないで良い」役の時も咄嗟に隠してしまった方もいます。
逆にJAC(現JAE)所属の大葉健二さんのような方は「観てくれ!」とばかりに「顔」が解る様に吹っ飛んでいます。
昔の戦隊ではJAE(当時はJAC)の俳優さんが変身前のキャラを演じていたこともありましたから、高所から飛び降りるとかのアクションもありましたけど、今の戦隊は経験のない若い俳優さんばかりですから、あくまでご本人が出来る範囲ですよ。
例えば爆発する間を全力疾走で駆け抜けるとか、トランポリンでジャンプして相手に飛び掛ったりキックしたり。ちょっとだけ高い所から飛び降りたり。それ以上のアクションは怪我するといけないので、スタントの方が(戦隊だと変身後のスーツアクターさんが多いです)代理でアクションしています。遠目で良く顔が分かりづらい撮影でアクションしている時は、だいたいスタントさんのアクションだと思ってくだされば良いかと(^^;)
ちなみに、「ガオレンジャー」の玉山さんのアクションも両側が爆発している間の全力疾走を何回もさせられたり、「トランポリンで飛べ」って言われて飛んだら、いきなり後ろでナパームが爆発したというアクションをへとへとになるまでやってたそうです(笑)
「超全集」やその他のムック本などで、よくご本人たちが笑い話にしていましたね(笑)玉山さんのメールを受けた酒井さんは「ふ~ん、ま、がんばれ~」って笑いながら読んでたそうです(^^;)
俳優さんたちも、撮影が進んで慣れてくると、アクションに興味を持つそうで、最初アクションが出来なくても撮影の合間に練習して出来るようになると、アクション監督や本編監督がやらせてくださるそうです。
「ハリケンジャー」のブルー・七海役の長澤奈央さんも、撮影中に練習して出来るようになったバク転を最終回で披露しています。最近だとゲストで出演した「仮面ライダーW」でもご披露していましたね。
以前どなたかのインタビューで「最初、アクション監督さんが『やってみるか?』て聞いてくれてたのに、そのうち『やれるか?』になり、最後は『やれるよな?』になって最初からスタントさんがいないんですよ。任されて嬉しかったですけど(笑)」と話されていたことがありました。
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